火曜サスペンス劇場ではないですが、犯行現場に落ちていた毛髪から鑑識官が犯人に関する情報を見つけたりして、事件解決に向かうなんてのはよくあるストーリーですよね。
若干物騒なので何の役に立つかは判りませんが、軽く調べてみました。
自然脱落毛と抜去毛
成人の1日に自然に抜ける「自然脱落毛」は普通に毛がある人で(笑)100本程度。
1日24時間で割ると1時間あたり4.1本くらい、、、。
通常はシャンプーやドライヤー、寝ているときの寝具との摩擦で大半が抜けて日中はさらに抜ける量は減るはずです。
要するに、「自然脱落毛」はほとんど落ちないのです。
現場に落ちている毛髪は、ほとんどが被害者や第三者の毛髪です。
もし、現場にいた時間が30分かもっと短かったら…。
自然に抜ける毛はほとんど0です。
◎ここからちょっと怖いですよ!
ほとんど落ちることのない「自然脱落毛」…。
それがもし、犯行現場に数十本単位で見つかったら。
仮にそこが住居の場合、住人以外の「長時間の滞在」があった可能性が…。
もう一つは「抜去毛」です。
争っている内に強い力で引き抜かれた物か?
「自然脱落毛」と「抜去毛」は毛根の形状が違いますのでそこから判断できます。
あと、薬物検査などでは尿検査を行うことが多いそうですが、時間経過とともに検査が難しくなるようです。
髪の毛の場合は時間経過があっても調べることが出来ますし、仮に頭髪を丸刈りにしても体毛から検査できるのです。