本日より、2月となりまして横浜辺りは年間で一番寒い季節がやってきましたが如何お過ごしでしょうか?
今日はご家庭で染めてみようとお考えの方も多いので、ヘナなどの植物染料の染め方をまとめてみたいと思います。
①植物系染料を混ぜ合わせる。
一応混ぜる時にこだわる方が多いのがヘナなどですよね、紅茶やコーヒーなど、すごい人だとカレー粉使います。
カレー粉=ウコンですので染まりには効果ありますが、カレー臭くなっちゃいますからどうでしょうか??
水道水は染まりに微妙だといわれてますが、一番重要なのは素材の良し悪しではないかと思います。
うちはろ過した水をメインで使ってます。
では実際に混ぜていこうと思いますが、ヘナの特徴といたしましては、粘りがありハイグレードなものほど混ぜるのは大変になります。
ブレスグラスはミキサーで混ぜてます、大昔は人力で混ぜていましたが疲れるばっかりでダマが完全に消えることはまずありませんでした。
粘りもあり水分を保持する力も強いのでちゃんと混ざっちゃえば安定してます。
そして、混ぜたてよりも数時間寝かせたほうのが染まりが強くなります。
インディゴとか呼ばれる事が多いナンバンアイやホソバタイセイなどの青系に染まる植物は粘りが少なく混ぜるのは簡単ですが、水分の保持が弱いためヘナよりも乾燥しやすく
安定感も悪いため髪の毛や頭皮に対してのりが悪いです。(ファンデーションと片栗粉の違いみたいな感じ)
混ぜる時に気をつけることは乾燥と塗布のしやすさを優先してしまい水分を多めにしてしまうことです。
水分の保持が苦手ですから塗布した後、放置中にダラダラと水分が垂れてくる原因となります。(基本は垂れます、めっちゃ垂れると言う意味です)
このての植物は混ぜたらすぐに塗布しましょう。
一応ヘナの混ぜた時の粘性の目安です。
髪の毛の量、質で多少変更したいですが、右の写真位がベストでしょうか。
(物はレッドへナ、お世話になってるメーカーさんから資料かりました。)
②塗布の仕方
基本的には盛ります薄く延ばすような塗布の仕方ではなかなか染まりません。
ウエット状態を維持する。場合によっては髪の毛濡らします。(ブレスグラスではナンバンアイなど青系の植物はウエット塗布が多いです)
塗布後はラップで乾燥を防ぐ。
放置中に密閉されているため汗かきます、特に青系の植物は垂れてきますので注意です。
③放置時間と染まり具合
染まり具合は品質で変わりますが30分~1時間くらいで染まらないようだと違うものに変えたほうが良いと思います。
30分で最低これぐらいは染まりたいところです。染まったところでシャンプーです。
ヘナはアルカリなどを持っていないためダメージしません。のでつい染まりを考えて長時間放置してしまいます。
長時間頭皮を圧迫する状態が頻繁に起こるのは育毛の観点から良くないです。
1ヶ月弱に一度、1時間くらいの染めでしたらなにも心配要りませんが、だいぶ前に2週に一回5時間以上置くという方がいらっしゃいまして、髪のターンオーバーに支障をきたしていました。
指摘させて頂いた後、染め方を改善されると髪のターンオーバーがみるみる正常な状態に戻ったのを記憶しています。
④ダブルヘナや青系植物の染まり方
まずはヘナ単品での染まりを見てみます。
写真はかなり染まりやすい方の例です。
白髪はオレンジに黒髪は若干オレンジになることで色相が近くなり結果白髪が目立たなくなります。
青系のホソバタイセイ単品です。
青系の植物は染まりたてが緑で、その後酸化して青くなります。
次はダブルカラーです。オレンジに染まるヘナの後に青系の植物を染めます。
ヘナ染めた直後でウエット状態です。青系植物の処理後この後酸化して黒っぽくなります。
最後はヘナとナンバンアイハを混ぜた状態での染まり。
基本的に、混ぜると染まりが悪くなります、白髪が多いようだと使える技法です。
染めに関してはこのくらいでしょうか?
後は、数日間シャンプーの後に色がでます。青系植物混ぜた場合はあまり感じませんがヘナ単品の時は数日注意です。
ジアミンアレルギーの方やダメージが気になる方へはおすすめでですね!