安全な黒染めの方法

明るくカラーリングしている髪の毛を諸事情で暗めにしなければならない事は多々あります。IMG_2446
まず最初に確認しなければならない条件は、今後明るくカラーリングする事はないのか?あるのかです。
今後、明るくする予定がほとんどないのなら、ぶっちゃげどんな染め方しても問題ないです。
もちろん、黒染めが次第に落ちてきてもう一度黒染めする事はにはなるかもしれませんが難しい施術にはならないからです。使う薬剤によってダメージなどが起きる事はあるかと思いますが。

やはり問題は、今回は(期間中は)暗くしなければならないがその後は明るく戻したいという場合です。条件を思いつく限り出してみたいと思います。

①根元の染め方。
特に染め上がりが6LVより暗くなる場合は(黒染めですからほとんどそうなると思います)根元の髪の毛(新生毛)が短いよIMG_2447うなら出来れば染めずに無視した方が、後のカラーリングに支障が出なくて良いと思います。
ですが根元の髪の毛の長さが5cm以上で既染毛だけ染めたのではどうしてもバランスが悪いとなったら使う薬を考えなければなりません。
この場合に明るさ設定がされているアルカリカラーの系統で根元の部分を染めてしまったらアウトです。使うべき薬剤はライトナー系の色素を全く含まないカラー剤を基本に2液の濃度の調整と直接染料系の薬剤で(ゼロジーカラーなど)ライトナーのパワーを減力してほんのすこしだけ根元の髪の毛を明るくします。この方法ですとカラーリング施術自体の安定感は低いですが、後々のカラーリングに影響する事がほとんどありません。(色素をもっている10LVくらいのカラー剤でもライトナーと同様に可能と思います)

②黒染めしたサIMG_2448ロンで明るくする。
これも当たり前ですね、どうやって(どんなカラー剤で)暗くしたかは、黒染めしたサロンの人にしかわかりません。なので普通は黒染めしたサロンで明るくするのが一番成功率が高いはずです。

③暗さをキープしたい期間によって使うカラー剤が変わる方がいい。
これは補足的な部分ですが一般的にアルカリカラーの系統よりも植物系のカラー剤の方が暗さが持ちます。逆に直接染料系のカラー剤でアルカリカラーより早く色がとれてしまうカラー剤などあり、条件によって使い分ける事が大事かと思います。

黒染めから時間経過して次のカラーリングをする場合、出来れば一回は退色してる既染毛に合わせてリタッチしてほしい。
いきなり、明るIMG_2449くするのではなく、一度リタッチで明るさを合わせてあげた方が既染毛の退色時間を稼げるのでうちではそうやってる事が多いです。

写真は11LVはある髪の毛を期間限定で暗くした時の染め方の一例です。
一ヶ月強ほど暗い状態を保てるように染めています、(使用薬剤はカラーグレスです)参考まで。

 

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