自分が担当させて頂いてるお客様に限ったことではないと思いますが「白髪染め」に対して大きく二つの要望に分かれます。
出来ることなら白髪を完璧に染めてしまいたい方(色合いなどにかかわらず)と、
わざとらしく染めている感じになるのが嫌(さりげなく白髪を隠したい)って方がいます。
今回は後者の「わざとらしく染めてる感じが嫌」って方の場合です。
ただこの話は、黒髪の比率が多いのか?白髪の比率が多いのかで染め方は全然違います。
染める前の印象を(色調を)なるべく変えずに染めることが大切になります。
染める前が黒く見えているときは、黒く染めれば良いのでジアミンが使えるなら全然問題なく簡単な染めとなります。
一方で染める前の印象がグレーな場合、当然仕上がりもグレーでなくてはなりません。
グレーな印象の方が白髪染めしたいと思う1つの要因に白髪のキラキラ感があります。
なので白髪のもつキラキラ感などは消してしまいつつ、黒髪は決して茶色くなってはだめなんですね。
そんな時に草木染め系は役に立ちます。
2番目の写真は染め終わった後です。最初はすこし緑色っぽいですがその後、少し暗めのグレーに変化します。
変化は数時間から1日以内で終わります。
最後がグレーに変化した状態です。
白髪のキラキラが収まって落ち着いた印象になったと思います。