白髪率60%以上。カラーリングの持ちを考えて、ヘナでグレーに染める

白髪率60%以上だと髪の毛の全体的な色はこんな感じに見えます。DSC_0327DSC_0334
かなりグレーな印象ですね。

もともと、マニキュアなどをやってたりする方だとご存知だと思いますが、
マニキュアが抜けた後の髪は大体赤系の色味を残します。
そうなると根元から生えてきた髪の毛はグレーな印象ですので、
既染毛と新生毛との色調が合いません。
(もし、絵の具でグレーを作ろうとした時、混ぜ合わせるのは、緑と青です。)
青系の根元に、赤系の毛先ですのでアンバランスなんですね。

あと、アルカリカラー系で染めている場合も、
染まり過ぎによる段差や、黒髪部分がブリーチされて、DSC_0328
明るくなり、結果若干赤く見えるということは結構あります。
(アルカリカラーで薄く染める為にはまず、なるべく明るく出来るカラー剤を選択して2液の%を落とすことで可能ですが1剤のアルカリ度は低くないので
結果的にダメージが進みそうです、ただアルカリほとんど持ってない、ラインが付属してるカラーもあります)

そんな時に、ダメージを起こさずに、新生毛との色味の相違が起こりにくいカラー剤にナンバンアイハ(インディゴブルー)があります。
ヘナ単品ですと、オレンジですので、白髪率60%を超えたりしていると普通は使えません。
そんな時は、ヘナにナンバンアイハを混ぜて使います、比率的にはナンバンアイハの方を少し多くするのがポイントですね。

M様はあまり染めた感じがはっきりわかるカラーリングは年齢的に望まないということでヘナでグレーな感じに染めています。
ビフォアの状態ですが、一瞬全く染めてるように見えませんが、根元をみたら一応段差はあります。
この系統で染めていると、根元の白髪と色味の系統が似ているので段差の付き方が自然です。DSC_0330

ヘナとナンバンアイハを混ぜてペースト状にしたものを塗布していきます。
少し、長めに置いて40分くらいです。

軽く、染まりをチェックしてシャンプーして、仕上げですが、
染めたてはグレーではなく緑っぽい色をしています。

大体、1日程度でグレーに見えてきます。
通常はヘナ単品より色落ちを感じにくいのが(色味のせいで)特徴ですね。

 

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