ヘアカラーを成功させるポイントとして、量、乾燥(湿度)、時間、というのがあります。
以下に詳しく書いてみたいと思います。
①塗布量
塗布量とは「髪の毛一本に対してどれくらいのカラー剤が触れたか」です。
塗布量が少ないとそのカラー剤の能力は規定値まで引き出せません。
特に、塗布量は明るさに強く影響します。
例えば、明るさを出す最強のカラー剤はパウダーブリーチですが、
さすがに毛髪にかすっただけではほとんど明るさは出せません。
しっかり塗布されて、はじめて規定値の能力が発揮されるのです。
②乾燥させない
カラー剤に限らず、薬剤関係は湿度が大事です。(特にヘナ系は乾燥に弱い)
せっかくの薬剤も塗布に時間が掛かりすぎて乾燥が始まると能力が落ちていきます。
手際よく塗布してください。
そして塗布後の乾燥防止としてラップなど行うわけですが、
明るく出来るカラー剤に関しては特に「密封」に注意してください。
密封されることで活性酸素の逃げ場がなくなり髪のダメージが進んでしまいます。
「湿度を保つ」と「密閉」の違いを理解してください。
③放置時間
カラー剤に合わせて適切な放置時間を設定すべきです。
勿論、放置時間には毛髪の個性が関係してきます。
基本的には毛髪が硬くて頑丈で太い人ほど放置時間は長くなる傾向にあります。
毛質ごとに「オーバータイム」ギリギリや、ちょっとオーバータイムかしら?って辺りを狙うのがプロです!^^
なぜなら、カラー後の後処理で、多少のオーバータイムは解消できるからです。