カラーリング時の不安の一つに「髪のダメージ」があると思います。
今回は、カラー剤の種類によるダメージの有無、特徴などを書いてみます。
カラー剤も色々とありますがズバリ!
単純にダメージするカラー剤とは明るくする機能を持っているカラー剤のことを指します。
ウィキペディアで見ますと、
①染毛剤(アルカリカラー系)
②ブリーチ剤(ジアミンなどの染料無し)
③染毛料(マニキュアなど)
となってます。
今回の場合、問題となるのは①と②です。
②のブリーチ剤は聞こえとして随分髪が明るくなりそうですが、
ものすごくパワーの弱いブリーチ剤から、ハイパワーなブリーチ剤まで多岐に及びますし、
アレルギーの心配が少ない直接染料を混ぜて使う場合もあります。(脱色するだけではない)
②のブリーチ剤はダメージして当然な感じがしますが、①のアルカリカラーで真っ黒に染めてもダメージします。
これは、①のアルカリカラーが仮に真っ黒にするだけの色設定(色番)であっても明るくする機能を分離できないからです。
ダメージの大きさを測るときに単純な目安になるのが、黒髪がどれだけ明るく変化したか?です。
素髪が「ほんの少し明るくなった状態」と、「金髪になった状態」。どちらも一度のカラーリングで表現できますが、
ダメージは後者のほうが圧倒的に大きいです。
要するに、一回目に金髪にした髪の毛を、2回目(アルカリカラーで)真っ黒にした場合、
金髪の時よりも黒くした時の方(2回目の方が)がダメージが進みます。
①と②のカラー剤は重ねてカラーした場所は絶対にダメージが進むのです。
このダメージする現象を回避するためにリタッチメントやカラーグレスの技術が存在するのです。